ロレックスを本気で狙うなら、まず「モデルごとの歴史と進化」を理解することが何より重要です。
なぜなら、知識を持たずに店舗へ行くと、提案されたモデルの価値判断ができず、購入チャンスを逃すことが少なくないからです。
たとえば、なぜデイトナはこれほどまでに特別視され続けているのか、GMTマスターIIのペプシが今でも象徴的な存在なのはなぜか――。
こうした背景を知っている人ほど、正規店での会話が深まり、「ロレックスに詳しい人」と認識されることで、購入のチャンスが大きく高まります。
この記事では、主要モデルそれぞれが辿ってきた進化の過程と、現在注目すべきポイントを体系的に整理しています。
ロレックス購入を成功させたい方はもちろん、コレクション戦略を考える上でも必ず役に立つ内容です。
コスモグラフデイトナ
1. 初代:手巻きモデル(1963年~1988年)
Ref.6239(1963年登場)
- 特徴:初代デイトナ、手巻きムーブメント「Valjoux 72」搭載。
- 通称:「ポール・ニューマン」モデルとして知られる「エキゾチックダイヤル」もこのモデル。
- 背景:当初は「ル・マン」と呼ばれていたが、翌年から「デイトナ」に改称。
- 意義:ロレックス初のクロノグラフモデルとして、モータースポーツへのオマージュとして誕生。
Ref.6241(1965年登場)
- 特徴:プラスチック製ベゼルが初採用。
- ポイント:初代6239と共に人気が高いが、製造期間が短いため希少価値が高い。
Ref.6262/6264(1969年登場)
- 特徴:ムーブメントが「Valjoux 727」にアップデート。
- ベゼル違い:
- 6262:ステンレス製ベゼル
- 6264:プラスチック製ベゼル
- 意義:パワーリザーブや精度が向上し、実用性が増加。
Ref.6263/6265(1970年登場)
- 特徴:ねじ込み式プッシャーを搭載し、防水性が向上。
- ベゼル違い:
- 6263:ブラックプラスチックベゼル
- 6265:ステンレス製メタルベゼル
- 意義:防水性能強化により実用性が大幅にアップし、後のデイトナの礎を築く。
2. 自動巻きモデル(1988年~2000年)
Ref.16520(1988年登場)
- ムーブメント:ゼニス社製「エル・プリメロ」を改良した「Cal.4030」を搭載。
- 変更点:
- 初の自動巻きデイトナ。
- サファイアクリスタル風防を採用。
- 40mmケースへ拡大。
- 意義:手巻きから自動巻きへの進化で使いやすさが格段に向上。
- 人気モデル:
- ブラックダイヤル(アイボリーダイヤル):スポーティかつ洗練されたデザイン。
- ホワイトダイヤル:クラシックでエレガント。
🔧 3. 完全自社製ムーブメントモデル(2000年~現在)
Ref.116520(2000年登場)
- ムーブメント:完全自社製「Cal.4130」を搭載。
- 変更点:
- 片側クロノグラフ操作ボタンの反応性向上。
- パワーリザーブが54時間に延長。
- 針とインデックスが太くなり、視認性が向上。
- 意義:ムーブメントの内製化により精度と耐久性が飛躍的に向上。
- 代表モデル:
- 116520(ステンレスモデル):ホワイトとブラックの2色展開。
Ref.116500LN(2016年登場)
- 変更点:
- セラクロムベゼルを初採用し、耐傷性が向上。
- ステンレススチールケースとセラミックベゼルの融合が特徴。
- 人気モデル:
- ホワイトダイヤル(パンダダイヤル):モノトーンで人気急上昇。
- ブラックダイヤル:高級感が際立つ。
Ref.116506(2013年登場・50周年モデル)
- 特徴:初のプラチナケースを採用したデイトナ。
- 文字盤:アイスブルーダイヤルとブラウンセラクロムベゼルが特徴的。
- 意義:50周年を記念した特別モデルで、資産価値が高い。
4. 最新モデル(2023年~)
Ref.126500LN(2023年登場)
- ムーブメント:最新の「Cal.4131」を搭載し、さらなる精度向上。
- ベゼル:セラクロム製で、耐傷性がさらに強化。
- デザイン:
- ケースバックが初のサファイアクリスタル仕様。
- 文字盤のディテールがよりモダンに。
- 意義:60周年を迎えたモデルで、技術とデザインがさらなる進化を遂げている。
まとめ:進化を遂げ続けるデイトナ
- 手巻き時代(1963-1988):モータースポーツへのオマージュとして誕生し、ポール・ニューマンモデルが伝説に。
- 自動巻き時代(1988-2000):ゼニスエル・プリメロを基にした自動巻きモデルが登場し、利便性が飛躍。
- 自社製ムーブメント時代(2000-現在):ロレックス自社開発のCal.4130/4131により、精度と品質が完成形に。
- 最新モデル(2023-):60周年記念でさらなる革新を遂げ、過去と未来を融合したデザインが魅力。
デイトナの歴史は、技術革新とスポーツ精神の融合そのものです。特にムーブメントの進化やモデルチェンジごとのデザイン刷新が、時計愛好家からの絶大な支持を得ています。
GMTマスターII
1. 初代モデル:GMTマスター(1954年登場)
- Ref.6542
- 特徴:最初のGMTマスター、バコライト(プラスチック)製ベゼル。
- ムーブメント:Cal.1036(手巻き)。
- 背景:パンアメリカン航空のパイロット用に開発され、異なる2つのタイムゾーンを表示可能。
- エピソード:バコライトベゼルが割れやすく、短命でステンレス製に変更。
2. GMTマスターIIの誕生(1983年~)
Ref.16760(1983年登場)
- 愛称:ファットレディ(ケースが厚いことから)
- ムーブメント:Cal.3085(初の独立GMT針搭載)。
- 特徴:
- 24時間針と通常の時針が独立操作可能。
- ケースが従来のGMTマスターより分厚い。
- 意義:GMTマスターIIとして初のモデルであり、デュアルタイム表示が可能。
- 人気ポイント:
- ベゼルカラー:赤黒(コーク)
- ステンレススチールモデルが主流。
Ref.16710(1989年登場)
- ムーブメント:Cal.3185(改良型)。
- 特徴:
- 薄型ケースになり、装着感が向上。
- 3色のベゼルバリエーション:赤青(ペプシ)、赤黒(コーク)、黒(オールブラック)。
- 意義:1989年から2007年まで生産され、ロングセラーモデルに。
- 愛用者:トム・クルーズが映画『カクテル』で着用。
3. 自社ムーブメント時代(2007年~)
Ref.116710LN(2007年登場)
- ムーブメント:Cal.3186(パラクロムヒゲゼンマイ搭載)。
- 特徴:
- 初のセラミックベゼル(耐傷性が飛躍的に向上)。
- グリーンGMT針とグリーンROLEXロゴがアクセント。
- オイスターケースの強度がアップ。
- 意義:デザインがモダンになり、GMTマスターIIの新たな基準を確立。
- 廃止カラー:赤黒(コーク)がなくなり、オールブラックのみ。
Ref.126710BLRO(2018年登場)
- ムーブメント:Cal.3285(パワーリザーブ70時間)。
- 特徴:
- ジュビリーブレスレットを採用し、クラシックなデザインを復活。
- ペプシカラー(赤青)のセラミックベゼル。
- 精度向上:ロレックス独自の「クロノメーター認証(-2/+2秒/日)」取得。
- 意義:待望のペプシ復活で、コレクター人気が爆発。
4. カラーバリエーションの進化(2019年~)
Ref.126710BLNR(2019年登場)
- 愛称:バットマン
- 特徴:
- ブルーブラックのベゼルが特徴。
- オイスターブレスからジュビリーブレスへ変更。
- 意義:ブルーとブラックのコントラストがモダンかつ都会的。
Ref.126720VTNR(2022年登場)
- 愛称:レフティ(左利きモデル)
- 特徴:
- リューズが左側に配置された初のGMTマスターII。
- グリーンブラックのセラミックベゼル。
- 意義:左利きユーザーを意識し、個性をアピールできるデザイン。
5. 最新モデル:Cal.3285(2023年~)
Ref.126720BLNR(2023年登場)
- 特徴:
- 最新のCal.3285搭載で、さらに精度が向上。
- オイスターブレスとジュビリーブレスの2種類から選択可能。
- 人気カラー:
- バットマン(ブルーブラック)
- ペプシ(赤青)
- 意義:新型ムーブメントの搭載により、より長時間のパワーリザーブが実現。
まとめ:GMTマスターIIの進化ポイント
- 初期モデル(1954-1983):パイロットウォッチとして誕生し、シンプルなGMT機能を搭載。
- GMTマスターII誕生(1983-2007):GMT針独立操作が可能となり、デュアルタイム表示が標準化。
- 自社ムーブメント時代(2007-現在):耐久性が飛躍的に向上し、セラミックベゼルとパラクロムヒゲゼンマイで強化。
- 最新モデル(2023-):革新技術を取り入れたGMTマスターIIが、現代にふさわしい高級感と実用性を両立。
GMTマスターIIは、パイロットウォッチから高級スポーツモデルへと進化を遂げ、時代に合わせてデザインと機能が洗練されてきました。最新モデルでは、ロレックスの技術力が結実した完成形とも言える時計です。
サブマリーナー
1. 初代モデル:サブマリーナーの誕生(1953年~1960年)
Ref.6204(1953年登場)
- 特徴:世界初の防水性能300ft(100m)を誇るダイバーズウォッチ。
- ムーブメント:Cal. A260(手巻き)。
- ベゼル:60分計測可能な回転ベゼル(片方向)。
- 文字盤:シンプルな3・6・9インデックス。
- 意義:プロフェッショナルダイバー向けとして開発された初の本格防水時計。
- 映画登場:1962年公開の007映画『ドクター・ノオ』で、ショーン・コネリー演じるジェームズ・ボンドが着用。
Ref.6205(1954年登場)
- 特徴:Ref.6204の改良版。
- 変更点:
- 文字盤に「SUBMARINER」の表記が初登場。
- クラウンガードがないデザインが特徴。
- 意義:デザインの洗練と「SUBMARINER」表記の定着化。
2. クラウンガード導入(1960年~1969年)
Ref.5512(1959年登場)
- 特徴:初のクラウンガード付きモデル。
- ムーブメント:Cal.1530(自動巻き)。
- 防水性能:200mへ向上。
- 意義:本格的なプロフェッショナル仕様が確立されたモデル。
- コレクター人気:初期型の**「Square Crown Guard」**(角ばったクラウンガード)が希少。
Ref.5513(1962年登場)
- 特徴:Ref.5512とほぼ同一デザインながら、COSC認定なし。
- ムーブメント:Cal.1520(自動巻き)。
- 意義:コストパフォーマンスが高く、普及モデルとして人気。
3. 現代スペックへの進化(1969年~1989年)
Ref.1680(1969年登場)
- 特徴:初のデイト表示付きサブマリーナー。
- ムーブメント:Cal.1575(自動巻き)。
- 愛称:「赤サブ」:初期モデルの赤文字SUBMARINER表記が特徴。
- 防水性能:200m。
- 意義:実用性が向上し、デイリーユースとしての側面が強化。
Ref.16800(1979年登場)
- 特徴:初のサファイアクリスタル風防を採用。
- ムーブメント:Cal.3035(ハイビート自動巻き)。
- 防水性能:300mへ向上。
- ベゼル:逆回転防止ベゼルを導入。
- 意義:堅牢性が飛躍的に向上し、現代サブマリーナーの基礎を築く。
4. 自社製ムーブメントへのシフト(1989年~2010年)
Ref.16610(1989年登場)
- 特徴:ステンレススチール製ケース(40mm)。
- ムーブメント:Cal.3135(自社製自動巻き)。
- 風防:サファイアクリスタル。
- 意義:ムーブメントがロレックス独自開発になり、パワーリザーブ48時間を実現。
- 人気モデル:
- ブラックダイヤルがスタンダード。
- デイト表示付きが特徴。
Ref.14060(1990年登場)
- 特徴:デイトなしモデル。
- ムーブメント:Cal.3000(自動巻き)。
- 意義:クラシックでシンプルなデザインが人気。
5. セラミックベゼル時代(2010年~)
Ref.116610LN(2010年登場)
- ムーブメント:Cal.3135(引き続き採用)。
- 特徴:
- セラミックベゼル(耐傷性向上)。
- ブルーパラクロムヒゲゼンマイ搭載。
- ケースサイズ40mm(スーパーカセロミアケース)。
- 意義:デザインのモダン化と耐久性の飛躍的向上。
Ref.126610LN/LV(2020年登場)
- ムーブメント:Cal.3235(70時間パワーリザーブ)。
- 特徴:
- ケースが41mmにサイズアップ。
- **グリーンベゼルモデル(LV)**は「カーミット」から「サブマリーナー グリーン」へ進化。
- 意義:最新ムーブメントにより、精度・耐久性・パワーリザーブがさらに向上。
まとめ:サブマリーナーの進化ポイント
- 初期モデル(1953-1960):世界初の防水ダイバーズとして誕生し、プロフェッショナルダイバー向けとしての地位を確立。
- クラウンガード導入(1960-1969):耐水性と実用性が飛躍的に向上し、現在のデザインに近づく。
- 現代スペックへの進化(1969-1989):デイト表示やハイビートムーブメントで実用性がさらにアップ。
- 自社ムーブメント時代(1989-2010):完全自社製ムーブメントによる精度向上と信頼性確立。
- セラミックベゼル時代(2010-):高耐久なセラミックベゼルの採用により、モダンなデザインと実用性を両立。
サブマリーナーは、ダイバーズウォッチの王道として不動の地位を築き、進化を続けることで時代に対応してきました。最新モデルでは、さらに精度と耐久性が向上し、プロフェッショナルユースのみならず日常使いにも最適化されています。
エクスプローラー・エクスプローラーII
1. 初代エクスプローラー:冒険家のための誕生(1953年~)
Ref.6350(1953年登場)
- 特徴:エクスプローラーの初代モデル。
- ムーブメント:Cal.775(手巻き)。
- 防水性能:100m
- 文字盤:3・6・9の大型アラビア数字を採用したブラックダイヤル。
- 意義:1953年のエベレスト登頂成功を記念して登場。冒険家や探検家のために設計。
- 愛称:「ハニカムダイヤル」:独特の模様が特徴。
Ref.1016(1963年登場)
- ムーブメント:Cal.1560→1570(自動巻き)。
- 特徴:
- 長寿モデルとして約26年間生産。
- クロノメーター認定を取得し、信頼性が向上。
- 意義:エクスプローラーのアイコン的デザインが確立。
- コレクター人気:1960年代のビンテージモデルが特に高評価。
2. エクスプローラーIIの誕生:地下探検用モデル(1971年~)
Ref.1655(1971年登場)
- 愛称:「スティーブ・マックイーン」モデル(※実際には彼の着用記録はない)
- ムーブメント:Cal.1575(自動巻き)。
- 特徴:
- 24時間針と固定ベゼル(24時間表示)を搭載。
- 極地や洞窟探検を想定し、昼夜の判別を目的として設計。
- オレンジ色の24時間針が特徴。
- 意義:GMTマスターとは異なり、24時間計表示が主目的。
- コレクター評価:その独特なデザインが評価され、近年人気が急上昇。
3. モダンエクスプローラーへの進化(1989年~2011年)
Ref.14270(1989年登場) – エクスプローラー
- ムーブメント:Cal.3000(自動巻き)。
- 特徴:
- サファイアクリスタル風防を採用。
- 文字盤がグロッシーブラックになり、インデックスがホワイトゴールド枠に。
- 意義:現代的なデザインと高耐久性を兼ね備えたモデル。
Ref.16550(1985年登場) – エクスプローラーII
- ムーブメント:Cal.3085(自動巻き)。
- 特徴:
- 24時間針が赤色に変更。
- **ホワイトダイヤル(クリームダイヤル)**が人気。
- 意義:現代的なエクスプローラーIIのデザイン基礎を確立。
4. 完全モダン化(2001年~2010年)
Ref.114270(2001年登場) – エクスプローラー
- ムーブメント:Cal.3130(自動巻き)。
- 特徴:
- ケース径36mm、クラシカルなサイズを維持。
- クロマライト夜光が視認性を高める。
- 意義:長寿モデル1016のデザインを継承しつつ、精度が向上。
Ref.16570(1989年登場) – エクスプローラーII
- ムーブメント:Cal.3185→3186(2007年~)。
- 特徴:
- 40mmケースで現代的なサイズ感。
- 黒文字盤・白文字盤のバリエーションが存在。
- 意義:実用性を重視し、プロフェッショナル向けのラインを強化。
5. 最新モデル:現代エクスプローラーとその進化(2011年~)
Ref.214270(2010年登場) – エクスプローラー
- ムーブメント:Cal.3132(自動巻き)。
- 特徴:
- ケースサイズが39mmに拡大。
- ブルーパラクロムヒゲゼンマイ搭載。
- 3・6・9インデックスが夜光化(後期型)。
- 意義:視認性を重視し、夜間でも使いやすさが向上。
Ref.216570(2011年登場) – エクスプローラーII
- ムーブメント:Cal.3187(自動巻き)。
- 特徴:
- ケースが42mmに大型化。
- オレンジ色の24時間針が復活。
- セラクロムベゼルではなく、スチール製固定ベゼルを採用。
- 意義:初代1655のデザインをオマージュしつつ、大型化で存在感をアピール。
Ref.124270(2021年登場) – エクスプローラー
- ムーブメント:Cal.3230(自動巻き)。
- 特徴:
- ケースが36mmに回帰。
- ツートンモデル(コンビ)が初登場。
- 意義:クラシックデザインと最新技術を融合。
Ref.226570(2021年登場) – エクスプローラーII
- ムーブメント:Cal.3285(自動巻き)。
- 特徴:
- パワーリザーブ70時間の向上。
- 白・黒文字盤が選べる。
- 意義:現代に合わせたアップデートが施され、さらなる実用性を獲得。
まとめ:エクスプローラー・エクスプローラーIIの進化ポイント
- 冒険家のための誕生(1953-1971):エベレスト登頂を記念して開発。
- 洞窟探検対応(1971-1989):昼夜判別が可能なエクスプローラーIIが登場。
- モダン化(1989-2010):視認性と精度が向上し、現代仕様へ進化。
- 最新モデル(2011-):サイズの見直しとムーブメントの強化で、冒険用ツールとしての性能が完成。
エクスプローラーとエクスプローラーIIは、冒険心と実用性を象徴するモデルであり、最新技術を取り入れながらもクラシックなデザインを堅持しています。
シードゥエラー・ディープシー
1. シードゥエラーの誕生:プロダイバー向けモデル(1967年~)
Ref.1665(1967年登場)
- 愛称:ダブルレッド・シードゥエラー(DRSD)
- ムーブメント:Cal.1575(自動巻き)。
- 防水性能:610m(2,000ft)
- 特徴:
- 初の**ヘリウムエスケープバルブ(HEV)**搭載。
- 文字盤に**赤い「SEA-DWELLER SUBMARINER 2000」**の表記。
- サブマリーナーと似たデザインながら、より高い防水性能を持つ。
- 意義:ヘリウムガスがケース内に侵入しても安全に排出することで、プロ仕様のダイバーズとして地位を確立。
Ref.16660(1978年登場)
- 愛称:トリプルシックス
- ムーブメント:Cal.3035(ハイビート自動巻き)。
- 防水性能:1,220m(4,000ft)
- 特徴:
- サファイアクリスタル風防を初採用。
- ケースバックが**「シードゥエラー」の刻印**に変更。
- ヘリウムエスケープバルブが強化され、実用性が向上。
- 意義:深海潜水士からの要望を受け、さらなる防水性能を追求。
2. モダンシードゥエラーへの進化(1988年~2008年)
Ref.16600(1988年登場)
- ムーブメント:Cal.3135(自動巻き)。
- 防水性能:1,220m(4,000ft)
- 特徴:
- サファイアクリスタル風防が標準化。
- ねじ込み式リューズがより大型に。
- 見た目はサブマリーナーデイトと類似。
- 意義:30年以上にわたりプロダイバーのスタンダードとして君臨。
- 製造期間:1988年から2008年までの長寿モデル。
3. ディープシーの登場:さらなる深海性能(2008年~)
Ref.116660(2008年登場)
- 愛称:ディープシー
- ムーブメント:Cal.3135(自動巻き)。
- 防水性能:3,900m(12,800ft)
- 特徴:
- リングロックシステム:ケース内部に特殊合金リングを装備し、高圧下でもケースを保護。
- ガラス厚:5mmのサファイアクリスタル風防。
- ケース径:44mmと大型化。
- D-Blueダイヤル(2014年):ジェームズ・キャメロンのマリアナ海溝潜航を記念したモデル。
- 意義:深海探査艇「ディープシーチャレンジャー」と共に水深10,908mまで潜行した実績を持つ。
- コレクター人気:D-Blueダイヤルは特に人気。
4. 最新世代:Cal.3235搭載モデル(2017年~)
Ref.126600(2017年登場)
- 特徴:
- ケース径43mmにアップ。
- サイクロップレンズが初搭載(デイト表示拡大)。
- 赤字の「SEA-DWELLER」表記が復活し、クラシックなデザインに回帰。
- ムーブメント:Cal.3235(自動巻き)。
- 防水性能:1,220m(4,000ft)
- 意義:最新ムーブメントと伝統デザインの融合。
Ref.126660(2018年登場)
- 愛称:ディープシー D-Blue
- ムーブメント:Cal.3235(パワーリザーブ70時間)。
- 特徴:
- ケース径44mm、リングロックシステムを継承。
- ジェームズ・キャメロン記念モデルとして、ブルーからブラックへのグラデーションダイヤルが魅力。
- 意義:深海性能を持ちながらも、デザイン性が高い。
5. 最新モデル:改良と進化(2023年~)
Ref.136660(2023年登場)
- ムーブメント:Cal.3235(引き続き採用)。
- 防水性能:3,900m(12,800ft)
- 特徴:
- ケースがさらに強化され、リングロックシステムがアップデート。
- D-Blueダイヤルは引き続き人気。
- 意義:深海探査から日常使いまで対応できる最新技術搭載モデル。
まとめ:シードゥエラー・ディープシーの進化ポイント
- 誕生(1967-1988):プロダイバー向けモデルとしてヘリウムエスケープバルブを搭載し、深海対応力を強化。
- モダン化(1988-2008):サファイアクリスタル風防やCal.3135ムーブメントで信頼性が確立。
- ディープシー誕生(2008-):リングロックシステムと高耐圧構造で深海性能が飛躍的に向上。
- 最新モデル(2017-):Cal.3235ムーブメントの搭載により、パワーリザーブが70時間に延長。
- 深海とデザインの融合(2023-):ジェームズ・キャメロン記念モデルやD-Blueダイヤルが引き続き高評価。
シードゥエラー・ディープシーは、プロダイバー向けの信頼性とロレックスの技術力を象徴するモデルとして、過酷な環境下での使用を想定しつつ、デザインも洗練され続けています。
ヨットマスター
1. 初代ヨットマスター:高級スポーツモデルとして登場(1992年~)
Ref.16628(1992年登場)
- 特徴:
- 18Kイエローゴールドケース(40mm)。
- Cal.3135(自動巻き):高精度と信頼性を誇るムーブメント。
- ベゼル:18Kゴールドの回転式タイムラプスベゼル(60分目盛)。
- 防水性能:100m。
- 意義:
- ロレックス初のラグジュアリースポーツモデル。
- ダイバーズウォッチというより、ラグジュアリーとスポーツの融合を目指したモデル。
- 市場の評価:
- 発売当初は高級志向が強く、サブマリーナーとは異なるアプローチで支持を獲得。
2. スチール&プラチナモデル:ロレジウムの登場(1999年~)
Ref.16622(1999年登場)
- 特徴:
- ケース素材:ステンレススチール(904L)とプラチナベゼル(ロレジウム)。
- 文字盤:プラチナダイヤルが特徴的なシルバーグレーダイヤル。
- ムーブメント:Cal.3135(自動巻き)。
- 防水性能:100m。
- 意義:
- 初のロレジウムモデルとして登場し、エレガントさと実用性を両立。
- ゴールドモデルが多かった時代に、ステンレス×プラチナという新たなコンビで話題に。
- 人気ポイント:
- プラチナの高級感と耐久性が共存し、ビジネスからカジュアルまで幅広く使える。
3. モダンデザインの導入(2012年~)
Ref.116622(2012年登場)
- 特徴:
- ケース径:40mm
- 素材:ステンレススチールとプラチナ(ロレジウム)。
- ダイヤルカラー:ブルーとプラチナシルバーの2種類。
- ムーブメント:Cal.3135(自動巻き)。
- 意義:
- ベゼルの数字がより立体的になり、モダンな印象を強化。
- ブルーダイヤルが特に人気で、鮮やかな色合いがヨットマスターの新たな象徴に。
4. ヨットマスターII:レーシングヨット用クロノグラフ(2007年~)
Ref.116680(2007年登場)
- 特徴:
- ケース径:44mm
- ムーブメント:Cal.4161(自動巻き)。
- 機能:レガッタクロノグラフ(カウントダウン機能付き)。
- ベゼル:ブルーセラクロムとステンレス。
- 意義:
- ヨットレースでのスタートタイミングを測定する独自機構を持つ。
- 高度な技術力とスポーティデザインが特徴。
- 人気モデル:
- ステンレススチール×ブルーセラクロムがスタンダード。
- イエローゴールドやエバーローズゴールドモデルも登場し、高級感を演出。
5. ラグジュアリーへの回帰(2015年~)
Ref.116655(2015年登場)
- 特徴:
- ケース素材:エバーローズゴールド(18K)。
- ベゼル:マットブラックセラミック。
- ストラップ:オイスターフレックスラバーブレスレット。
- ダイヤル:ブラック。
- 意義:
- ラグジュアリー感を持たせつつ、スポーティな雰囲気を加味。
- オイスターフレックスの登場で装着感が向上。
- 人気ポイント:
- 黒とピンクゴールドのコントラストが美しいため、カジュアルとフォーマルの両立が可能。
Ref.126655(2019年登場)
- ムーブメント:Cal.3235(パワーリザーブ70時間)。
- 特徴:
- セラクロムベゼルの改良により、耐傷性が向上。
- ダイヤルカラー:オイスターフレックスとローズゴールドの組み合わせが秀逸。
- 意義:パワーリザーブが増加し、実用性が向上。
6. 最新モデル:2023年~
Ref.226659(2023年登場)
- ムーブメント:Cal.3235(自動巻き)。
- 特徴:
- ケースサイズ:42mmに拡大。
- 素材:ホワイトゴールドとセラミックベゼル。
- ストラップ:オイスターフレックスブレスレット。
- 意義:
- より大型で存在感があるが、ホワイトゴールドの落ち着いた高級感がポイント。
- 注目ポイント:
- サイズがアップしつつもスポーティさとエレガンスを両立。
まとめ:ヨットマスターの進化ポイント
- 誕生(1992-1999):高級スポーツモデルとして登場し、エレガンスとスポーツの融合を実現。
- ロレジウム時代(1999-2012):プラチナとステンレスの組み合わせで新たな価値観を提案。
- モダン化(2012-2015):セラクロムベゼルやブルーダイヤルなど、現代的なデザインに進化。
- レガッタクロノグラフ(2007-):競技用に特化したクロノグラフ機能を持つヨットマスターIIが登場。
- ラグジュアリー化(2015-2023):エバーローズゴールドとオイスターフレックスの融合で、高級感と実用性を両立。
- 最新モデル(2023-):42mmへ拡大し、さらなるラグジュアリーを追求。
ヨットマスターは、スポーツとラグジュアリーの両立を目指し続けるロレックスの象徴であり、最新技術と美しさが絶妙に融合したモデルです。
デイトジャスト41
1. デイトジャストの誕生:ロレックス初のカレンダー表示モデル(1945年~)
Ref.4467(1945年登場)
- 特徴:
- オイスターケース(防水性能100m)。
- フルーテッドベゼルが初採用。
- **Cal.710(手巻き)**ムーブメント搭載。
- ジュビリーブレスレットが初登場。
- デイト表示:初めて午前0時に瞬時に日付が切り替わる機能を搭載。
- 意義:ロレックスの革新性を象徴するモデルとして登場。
- 愛称:「バブルバック」とも呼ばれる、丸みを帯びたケースバックが特徴。
2. 自動巻き化とモダナイズ(1950年代~1990年代)
Ref.1601(1960年登場)
- 特徴:
- **Cal.1570(自動巻き)**ムーブメント。
- フルーテッドベゼルがエレガントさを強調。
- サイクロップレンズが初搭載され、日付表示が見やすくなる。
- 意義:デイト表示と自動巻きの組み合わせがスタンダード化。
- 人気モデル:ステンレススチールとホワイトゴールドのコンビモデルが特に人気。
Ref.16234(1988年登場)
- 特徴:
- **Cal.3135(自動巻き)**ムーブメント。
- ケース径:36mm。
- ジュビリーブレスレットが引き続き採用。
- 意義:精度が向上し、より信頼性の高いモデルへ進化。
- ポイント:デイトジャストの象徴としてのフルーテッドベゼルが定番に。
3. モダン化:デイトジャストIIの登場(2009年~2016年)
Ref.116300(2009年登場)
- 特徴:
- ケース径:41mm(初の大型化)。
- ムーブメント:Cal.3136(自動巻き)。
- サイクロップレンズ:2.5倍拡大機能付き。
- ストラップ:オイスターブレスレット。
- 意義:トレンドの大型化に合わせ、ビジネスシーンからカジュアルまで使えるモデル。
- 評価:
- 大きめサイズのため、スポーティ感が強化された。
- ロレックス初の41mmデイトジャストとして注目を集める。
4. デイトジャスト41の誕生:クラシックとモダンの融合(2016年~)
Ref.126300(2016年登場)
- ムーブメント:Cal.3235(自動巻き、70時間パワーリザーブ)。
- 特徴:
- ケース径41mmで、デイトジャストIIよりもやや薄型化。
- オイスターブレスレットまたはジュビリーブレスレットの選択が可能。
- フルーテッドベゼルまたはスムースベゼルを選択可能。
- 防水性能:100m。
- 意義:
- 最新ムーブメントにより、耐久性・精度・パワーリザーブが向上。
- 41mmながらもエレガントさを強調したデザインに回帰。
- ダイヤルバリエーション:
- ブラック、ホワイト、ブルー、シルバー、ロジウムなど豊富。
- ローマ数字インデックスやスティックインデックスがあり、ビジネスシーンに最適。
Ref.126334(2017年登場) – コンビモデル
- 特徴:
- ホワイトゴールド×ステンレススチール(ロレゾール)
- フルーテッドベゼルがホワイトゴールド製。
- ブルーサンレイダイヤルが特に人気。
- 意義:
- コンビモデルとしての高級感を維持しつつ、実用性も確保。
- 評価:
- ビジネスからカジュアルまで幅広く使えるデザインが好評。
Ref.126333(2018年登場) – イエローゴールドコンビ
- 特徴:
- イエローゴールド×ステンレススチール(ロレゾール)。
- フルーテッドベゼルが特徴的で、華やかさが際立つ。
- 意義:
- 高級感が強く、フォーマルなシーンに映えるモデルとして人気。
- 注目ポイント:
- シャンパンダイヤルやブラックダイヤルの組み合わせが特に人気。
まとめ:デイトジャスト41の進化ポイント
- 初期モデル(1945-1988):デイト表示機能を備えた初の自動巻き時計として登場。
- モダン化(2009-2016):デイトジャストIIとして41mmケースが登場し、スポーティさを強化。
- デイトジャスト41の登場(2016-):薄型化と最新ムーブメントを搭載し、クラシックデザインと現代性を融合。
- コンビモデル(2017-):ホワイトゴールドやイエローゴールドを組み合わせたロレゾールモデルが登場し、より幅広い層に人気。
- 最新モデル(2023-):カラーバリエーションやインデックスデザインが豊富になり、個性が際立つ。
デイトジャスト41は、クラシックとモダンを融合させたロレックスの象徴として、ビジネスやフォーマルシーンにおいて絶大な人気を誇るモデルです。最新ムーブメントと多彩なデザインが魅力で、個性的かつ実用性が高い点が評価されています。
デイトジャスト36
1. デイトジャストの誕生(1945年~)
Ref.4467(1945年登場)
- 特徴:
- ケース径:36mm(デイトジャストとしての標準サイズ)。
- ムーブメント:Cal.710(手巻き)。
- フルーテッドベゼルとジュビリーブレスレットが初登場。
- デイト表示:午前0時に瞬時に日付が変わる機能。
- 意義:
- 世界初のデイト機能を持つ自動巻き腕時計。
- オイスターケースによる防水性能(100m)。
- 人気ポイント:
- デイトジャストの原型とも言えるモデルで、クラシカルなデザインが特徴。
2. クラシックモデルとしての進化(1950年代~1980年代)
Ref.1601(1960年登場)
- 特徴:
- ムーブメント:Cal.1560(自動巻き)。
- フルーテッドベゼル:ホワイトゴールド製。
- ジュビリーブレスレット:5連リンクが特徴。
- サイクロップレンズ:デイト拡大機能。
- 意義:
- クラシカルなデザインと実用性が評価され、ビジネスシーンでの定番に。
- 人気モデル:ホワイトゴールドとステンレスのロレゾールが特に人気。
Ref.1603(1970年登場)
- 特徴:
- エンジンターンドベゼル(刻み入りステンレス製ベゼル)。
- ムーブメント:Cal.1570(自動巻き)。
- デイトジャストのエントリーモデルとして位置づけ。
- 意義:
- 高級感を維持しつつも価格を抑えたバリエーション。
- 人気ポイント:ビジネス用途として人気が高まった。
3. モダン化と素材の多様化(1980年代~2000年代)
Ref.16233(1988年登場)
- 特徴:
- ムーブメント:Cal.3135(自動巻き)。
- ベゼル:18Kイエローゴールドとステンレススチール(ロレゾール)。
- 防水性能:100m
- 文字盤:シャンパンカラーが人気。
- 意義:
- 精度と信頼性が向上し、ロングセラーモデルとして定着。
- 人気ポイント:
- ゴールドコンビが特に人気。
- ホワイトローマンインデックスがクラシカルで上品。
Ref.16234(1988年登場) – ホワイトゴールドコンビ
- 特徴:
- ムーブメント:Cal.3135(自動巻き)。
- フルーテッドベゼル:ホワイトゴールド製。
- ダイヤルバリエーション:ブルー、ホワイト、ブラックなど。
- 意義:
- エレガントさが増し、フォーマルシーンでの使用が多かった。
- 評価:
- デイトジャスト36の正統派モデルとして根強い人気。
4. デイトジャスト36のモダンモデル(2000年代~2019年)
Ref.116234(2005年登場) – ホワイトゴールドコンビ
- 特徴:
- ムーブメント:Cal.3135(自動巻き)。
- ケース径:36mm
- フルーテッドベゼル:ホワイトゴールド製。
- 文字盤:シルバー、ブルー、ブラック、ピンクなど多彩。
- 意義:
- 耐傷性が向上したサファイアクリスタルを採用。
- デザインの幅が広がり、カジュアルにも使えるモデルとして評価。
- 人気ポイント:
- ブルーサンレイダイヤルが特に人気。
5. デイトジャスト41の影響と再定義(2018年~)
Ref.126200(2018年登場) – ステンレスモデル
- 特徴:
- ムーブメント:Cal.3235(パワーリザーブ70時間)。
- ベゼル:スムースベゼル。
- ブレスレット:オイスターブレスまたはジュビリーブレス。
- 意義:
- よりモダンで洗練されたデザインに進化。
- ビジネスとカジュアルの両立が可能。
- 人気ポイント:
- シンプルかつエレガントなブラックダイヤル。
Ref.126233(2018年登場) – イエローゴールドコンビ
- 特徴:
- ロレゾール(イエローゴールド×ステンレス)。
- フルーテッドベゼルがゴールド製。
- ブルーダイヤルが特に人気。
- 意義:
- 高級感があり、カジュアルからフォーマルまで幅広く対応。
- 評価:
- ビジネスシーンでの使用率が高いモデル。
まとめ:デイトジャスト36の進化ポイント
- 誕生(1945-1988):世界初のデイト表示自動巻き時計として、ロレックスのアイコンに。
- モダン化(1988-2005):自社製ムーブメントCal.3135を搭載し、正確さと信頼性が向上。
- デザイン多様化(2005-2018):ホワイトゴールドやイエローゴールドとのコンビモデルが充実。
- 最新モデル(2018-):Cal.3235の登場により、耐久性とパワーリザーブが向上。
- ビジネス&カジュアル(2023-):ダイヤルカラーやブレスレットの選択肢が広がり、幅広い層に人気。
デイトジャスト36は、クラシックとモダンのバランスが取れたモデルであり、フォーマルからカジュアルまでシーンを選ばない汎用性の高さが魅力です。
特にロレゾールモデルは、高級感と使いやすさを両立し、幅広いユーザー層から支持を受けています。
デイトジャスト31
1. デイトジャストの誕生と小型モデルの登場(1945年~)
Ref.4467(1945年登場)
- 特徴:
- 世界初のデイト機能付き自動巻き腕時計。
- ケース径:36mm
- フルーテッドベゼルとジュビリーブレスレットが初登場。
- 意義:
- 高精度自動巻きと日付の瞬時切り替えが革新的だった。
- 人気ポイント:
- オイスターケース(100m防水)により耐久性が高い。
2. 女性用デイトジャストの登場:レディデイトジャスト(1957年~)
Ref.6516(1957年登場)
- 特徴:
- ケース径:26mm(小型化)。
- ムーブメント:Cal.1130(手巻き)。
- フルーテッドベゼルが標準装備。
- 意義:
- 初の女性用デイトジャストとして登場し、エレガントさと実用性を両立。
- 評価:
- フォーマルシーンでも使用しやすいサイズ感が人気。
3. モダンデザインの導入:デイトジャスト31の確立(1970年代~1990年代)
Ref.6824(1970年登場)
- 特徴:
- ケース径:31mm(中型モデル)。
- ムーブメント:Cal.2035(自動巻き)。
- ダイヤル:ブラック、ホワイト、シャンパン。
- 意義:
- 従来のレディモデルよりも視認性が向上し、実用性が高まった。
- 評価:
- 女性ユーザーだけでなく、手首が細めの男性にも支持された。
Ref.68274(1980年代登場)
- 特徴:
- ホワイトゴールドコンビ(ロレゾール)。
- フルーテッドベゼルがホワイトゴールド製。
- ジュビリーブレスレットが標準仕様。
- ムーブメント:Cal.2135(自動巻き)。
- 意義:
- ステンレスとホワイトゴールドのラグジュアリー感が魅力。
- 評価:
- ビジネスシーンでも使用され、高級感と実用性を両立。
4. 近代化と多様化:デイトジャスト31の充実期(2000年代~2010年代)
Ref.178240(2000年登場) – ステンレスモデル
- 特徴:
- ケース径:31mm
- ムーブメント:Cal.2235(自動巻き、48時間パワーリザーブ)。
- ダイヤル:ブルー、ピンク、シャンパン、ホワイト。
- サイクロップレンズで日付が拡大表示。
- 意義:
- デザインが洗練され、ビジネスとカジュアル両方に対応。
- 評価:
- シンプルながらも上品なデザインが女性ユーザーに支持される。
Ref.178271(2007年登場) – エバーローズゴールドコンビ
- 特徴:
- ケース素材:ステンレス×エバーローズゴールド(ロレゾール)。
- フルーテッドベゼル:エバーローズゴールド製。
- ムーブメント:Cal.2235
- 意義:
- エバーローズゴールドの登場で、フェミニンさと上品さが融合。
- 人気ポイント:
- サンレイ仕上げのチョコレートダイヤルが特に人気。
5. 最新モデル:デイトジャスト31の進化(2018年~)
Ref.278240(2018年登場) – ステンレスモデル
- 特徴:
- ムーブメント:Cal.2236(パワーリザーブ55時間)。
- ブルーパラクロムヒゲゼンマイで耐磁性能が向上。
- オイスターブレスレット:実用性とエレガンスを両立。
- 意義:
- 最新ムーブメントで精度が向上し、デザインもモダンに。
- 人気カラー:
- ホワイト、ブラック、ブルー、ピンクが特に人気。
Ref.278271(2019年登場) – エバーローズゴールドコンビ
- 特徴:
- フルーテッドベゼルがエバーローズゴールド製。
- ダイヤル:チョコレート、ピンク、シルバー。
- ジュビリーブレスレットまたはオイスターブレスレット。
- 意義:
- 華やかさと高級感が調和し、フォーマルシーンに最適。
- 評価:
- 使いやすさと高級感が両立しているため、幅広い層に人気。
まとめ:デイトジャスト31の進化ポイント
- 誕生(1957-1970):レディデイトジャストとして小型モデルが誕生。
- モダン化(1980-2000):ステンレスとゴールドのコンビが主流となり、ビジネスシーンに最適化。
- デザイン多様化(2000-2010):エバーローズゴールドの登場で、華やかさとフェミニンさが強化。
- 最新モデル(2018-):Cal.2236ムーブメントで耐久性が向上し、エレガンスと実用性が両立。
- ビジネス&フォーマル(2023-):多彩なダイヤルカラーとコンビ素材が選べるため、シーンを問わず活躍。
デイトジャスト31は、女性らしさと実用性を兼ね備えたモデルとして、多くのユーザーに愛されています。特にエバーローズゴールドやブルーサンレイダイヤルなど、現代的なデザインが人気を集めています。
レディデイトジャスト
. デイトジャストの誕生と小型モデルの登場(1945年~)
Ref.4467(1945年登場)
- 特徴:
- 世界初のデイト表示機能付き自動巻き腕時計。
- ケース径:36mm(男性用)。
- フルーテッドベゼルとジュビリーブレスレットが特徴。
- 意義:
- 時計界に革命を起こしたモデルとして、ロレックスの象徴となる。
- 評価:
- デザインと機能の両立が評価され、ビジネスシーンでの定番に。
2. 女性向けモデルとしての誕生(1957年~)
Ref.6516(1957年登場)
- 特徴:
- ケース径:26mm(初の女性用デイトジャスト)。
- ムーブメント:Cal.1130(手巻き)。
- 防水性能:100m(オイスターケース採用)。
- フルーテッドベゼルとジュビリーブレスレットがエレガントさを強調。
- 意義:
- 高級腕時計市場における女性向けモデルの先駆け。
- 評価:
- 小ぶりなケースが女性の手首にフィットし、ラグジュアリー感が評価される。
Ref.6517(1959年登場)
- 特徴:
- ケース径:26mm(引き続き小型)。
- ムーブメント:Cal.1135(手巻き)。
- デザイン:シンプルなバーインデックスが特徴。
- 意義:
- よりエレガントなデザインに改良され、ビジネスでもカジュアルでも使える汎用性を獲得。
- 人気ポイント:
- シルバー文字盤が主流で、オフィススタイルにマッチ。
3. モダン化と自動巻き化(1970年代~1990年代)
Ref.6917(1970年代登場)
- 特徴:
- ムーブメント:Cal.2035(自動巻き)。
- ケース径:26mm
- ダイヤル:シルバー、シャンパン、ブラック。
- ジュビリーブレスレットが標準装備。
- 意義:
- 手巻きから自動巻きへの進化で利便性が向上。
- 評価:
- カジュアルにもフォーマルにも使える万能モデルとして人気。
Ref.69173(1983年登場) – コンビモデル
- 特徴:
- イエローゴールド×ステンレス(ロレゾール)
- フルーテッドベゼルがゴールド製。
- ムーブメント:Cal.2135(自動巻き)。
- ダイヤル:シャンパンが人気。
- 意義:
- ゴールドとステンレスの絶妙なバランスで、フォーマルシーンに最適。
- 評価:
- ビジネスシーンでの使用が多く、高級感と実用性を両立。
4. ラグジュアリー化とサイズの多様化(2000年代~2010年代)
Ref.179174(2000年代登場) – ホワイトゴールドコンビ
- 特徴:
- ケース径:26mm
- ムーブメント:Cal.2235(自動巻き)。
- ダイヤル:ブラック、ブルー、シャンパン。
- フルーテッドベゼル:ホワイトゴールド製。
- 意義:
- ホワイトゴールドのエレガンスとステンレスの実用性を融合。
- 評価:
- ブルーダイヤルが特に人気で、カジュアルシーンでも活躍。
Ref.179171(2005年登場) – エバーローズゴールドコンビ
- 特徴:
- ケース径:26mm
- ムーブメント:Cal.2235
- カラー:チョコレートダイヤルやシルバーダイヤルが人気。
- 意義:
- エバーローズゴールドの華やかさが女性らしさを引き立てる。
- 評価:
- 上品かつモダンなデザインが幅広い年齢層に支持。
5. 最新モデル:デイトジャスト28/31へ進化(2015年~)
Ref.279171(2015年登場) – エバーローズゴールド
- 特徴:
- ケース径:28mm(やや大型化)。
- ムーブメント:Cal.2236(シリコン製ヒゲゼンマイ)。
- ダイヤルバリエーション:チョコレート、シルバー、パウダーピンク。
- 意義:
- 耐磁性が向上し、現代の女性ユーザーのニーズに応える。
- 評価:
- ジュビリーブレスレットが依然として人気。
Ref.278274(2018年登場) – ホワイトゴールドコンビ
- 特徴:
- ケース径:31mm(さらに大型化)。
- ムーブメント:Cal.2236(自動巻き)。
- フルーテッドベゼルがホワイトゴールド製。
- 意義:
- サイズがアップし、ユニセックスなデザインに。
- 評価:
- 若年層からも支持され、カジュアル使いが増加。
まとめ:レディデイトジャストの進化ポイント
- 誕生(1957-1970):女性向けモデルとして小型ケースで登場し、エレガントさを強調。
- 自動巻き化(1970-1990):ムーブメントが手巻きから自動巻きへ進化し、実用性が向上。
- コンビモデルの多様化(1980-2000):イエローゴールド、ホワイトゴールド、エバーローズゴールドの組み合わせが登場。
- ラグジュアリー化(2000-2010):ホワイトゴールドやエバーローズゴールドの採用で華やかさが増す。
- 最新モデル(2015-):サイズアップしつつも、女性らしさと実用性を兼ね備えたデザインが主流。
レディデイトジャストは、エレガンスと実用性を両立させたモデルとして、女性ユーザーに圧倒的な人気を誇ります。特にエバーローズゴールドコンビやホワイトゴールドコンビは、上品で洗練されたデザインが魅力です。
デイデイト40
1. デイデイトの誕生:ロレックスのフラッグシップモデル(1956年~)
Ref.6511(1956年登場)
- 特徴:
- 世界初の曜日表示付き自動巻き時計として登場。
- ケース径:36mm(当時としては大型)。
- ムーブメント:Cal.1055(自動巻き)。
- 18Kイエローゴールドが標準。
- フルーテッドベゼルとジュビリーブレスレットが特徴。
- 意義:
- 正規モデルで金無垢が標準仕様となった初のモデル。
- ビジネスエリートや要人向けに開発され、「プレジデントウォッチ」として地位を確立。
- 評価:
- 日付表示と曜日表示が同時に見られる革新性が注目され、瞬時に地位を確立。
2. アイコン化とプレジデントブレスレット(1960年代~1980年代)
Ref.1803(1960年登場)
- 特徴:
- ムーブメント:Cal.1555→1556(ハイビート化)。
- ケース径:36mm
- 曜日表示:12時位置、全世界26言語対応。
- プレジデントブレスレット:3連リンク構造で高級感を強調。
- 意義:
- 公式ウォッチとして各国の首脳や大統領が愛用。
- 愛称:「キング・オブ・ロレックス」
- 評価:
- デイデイトといえばこのモデルとされるほど、クラシックスタイルの象徴。
Ref.18038(1977年登場)
- 特徴:
- ムーブメント:Cal.3055(クイックチェンジ機能付き)。
- デイトの即日変更が可能に。
- サファイアクリスタル風防を初採用。
- 意義:
- より実用的になり、ビジネスエリートの間で圧倒的な人気を誇る。
- 評価:
- 日常使用がしやすくなり、ユーザー層が拡大。
3. 現代化:デイデイトIIの登場(2008年~2015年)
Ref.218238(2008年登場)
- 特徴:
- ケース径:41mm(初の大型化)。
- ムーブメント:Cal.3156(自動巻き)。
- デイデイト初のパラクロムヒゲゼンマイで耐磁性能が向上。
- フルーテッドベゼルとプレジデントブレスレットが健在。
- 意義:
- 現代のトレンドである大型化を反映し、若年層にもアピール。
- 評価:
- クラシカルなデザインを維持しつつ、モダンな感覚を取り入れた。
4. デイデイト40の登場:フラッグシップのさらなる進化(2015年~)
Ref.228238(2015年登場) – イエローゴールド
- 特徴:
- ケース径:40mm(デイデイトIIより1mm小型化)。
- ムーブメント:Cal.3255(自社製自動巻き)。
- パワーリザーブ:70時間
- 日付・曜日表示:瞬時切り替え機能を強化。
- フルーテッドベゼル:18Kイエローゴールド
- 意義:
- ムーブメント性能が飛躍的に向上し、ビジネスシーンに適したバランスを実現。
- 人気ポイント:
- チョコレートダイヤルが特に人気。
- ダイヤモンドインデックスを採用したモデルも存在。
Ref.228235(2016年登場) – エバーローズゴールド
- 特徴:
- ケース素材:エバーローズゴールド
- ダイヤルカラー:チョコレート、サンレイブラック
- プレジデントブレスレット:エバーローズゴールド製
- 意義:
- エバーローズの温かみが加わり、カジュアルシーンでも使いやすい。
- 評価:
- 新世代のプレジデントウォッチとしての地位を確立。
Ref.228239(2016年登場) – ホワイトゴールド
- 特徴:
- ケース素材:ホワイトゴールド
- ダイヤル:ブラック、シルバー、ブルー
- ベゼル:フルーテッド
- 意義:
- フォーマル向けとして高級感が強調される。
- 人気ポイント:
- ブルーダイヤルが特に洗練された印象で人気。
5. 最新モデル:技術革新とデザインの融合(2022年~)
Ref.228236(2022年登場) – プラチナモデル
- 特徴:
- ケース素材:プラチナ950
- ダイヤル:アイスブルー
- フルーテッドベゼル:プラチナ製
- 意義:
- プラチナ製でありながら、フルーテッドベゼルを初採用した革新モデル。
- 評価:
- 究極のラグジュアリーとして、コレクターからの注目が高い。
まとめ:デイデイト40の進化ポイント
- 誕生(1956-1977):大統領や首脳に愛用され、ロレックスの象徴となる。
- アイコン化(1980-2000):ハイビートムーブメントとクイックチェンジ機能で使いやすさが向上。
- モダン化(2008-2015):デイデイトIIとして41mmに大型化し、現代感を強化。
- デイデイト40(2015-):ムーブメント性能が向上し、バランスの取れた40mmケースへ進化。
- 最新モデル(2022-):プラチナモデルにフルーテッドベゼルを採用し、究極のラグジュアリーウォッチとして進化。
デイデイト40は、プレジデントウォッチとしての名に恥じない存在感を持ちながら、現代的な技術革新を取り入れ続けています。特にエバーローズゴールドやプラチナモデルは、高級感と現代性を融合した人気モデルです。
デイデイト36
1. デイデイトの誕生:ロレックスのフラッグシップモデル(1956年~)
Ref.6511(1956年登場)
- 特徴:
- 世界初の曜日表示付き自動巻き腕時計。
- ケース径:36mm(デイデイトの基本サイズ)。
- ムーブメント:Cal.1055(自動巻き)。
- 18Kイエローゴールドケースが標準。
- フルーテッドベゼルとプレジデントブレスレットが特徴。
- 意義:
- プレジデントウォッチとして、政財界の要人から愛される象徴的モデル。
- 評価:
- デイデイトの基本デザインが確立され、高級時計の代名詞として定着。
2. 正統進化とプレジデントブレスレット(1960年代~1980年代)
Ref.1803(1960年登場)
- 特徴:
- ムーブメント:Cal.1555(初期)、Cal.1556(後期)。
- ケース径:36mm
- 曜日表示:12時位置に26言語対応。
- プレジデントブレスレット:3連リンク構造で高級感を演出。
- 意義:
- ロレックスの象徴としての地位を確立し、多くの著名人が着用。
- 愛称:「キング・オブ・ロレックス」
- 評価:
- 長期間生産され、デイデイトのアイコン的モデルとして高評価。
Ref.18038(1977年登場)
- 特徴:
- ムーブメント:Cal.3055(クイックチェンジ機能付き)。
- サファイアクリスタル風防を初採用。
- デイ表示が瞬時に切り替わる。
- 意義:
- より使いやすく、現代的な機能が加わり、ビジネスシーンでの利用が拡大。
- 評価:
- 実用性が向上し、多くのエグゼクティブ層に愛された。
3. モダン化と素材の多様化(1980年代~2000年代)
Ref.18238(1988年登場)
- 特徴:
- ムーブメント:Cal.3155(ダブルクイックチェンジ機能)。
- ケース径:36mm
- 曜日と日付を個別に瞬時変更可能。
- ゴールド無垢ケースが標準。
- 意義:
- 実用性と操作性が格段に向上。
- 評価:
- 高級感と実用性を兼ね備えた、ビジネスパーソン向けモデルとして評価が高い。
Ref.18239(1988年登場) – ホワイトゴールドモデル
- 特徴:
- ホワイトゴールドケースとフルーテッドベゼル。
- シルバーダイヤルが標準で、エレガントな印象。
- 意義:
- ゴールド特有の派手さを抑えた、シックなデザインが人気。
- 評価:
- フォーマルシーンにマッチし、幅広い層に受け入れられた。
4. エバーローズゴールドとラグジュアリー化(2000年代~2010年代)
Ref.118235(2000年登場) – エバーローズゴールド
- 特徴:
- ケース素材:エバーローズゴールド(18K)。
- ムーブメント:Cal.3155
- サンレイ仕上げのチョコレートダイヤルが人気。
- 意義:
- エバーローズゴールドの温かみが女性ユーザーからも支持を集めた。
- 評価:
- より現代的でモダンなラグジュアリーウォッチとして評価が高い。
5. 最新モデル:デイデイト36の再定義(2019年~)
Ref.128238(2019年登場) – イエローゴールド
- 特徴:
- ムーブメント:Cal.3255(自動巻き)。
- パワーリザーブ:70時間
- プレジデントブレスレット:ラグジュアリー感を強化。
- ダイヤル:グリーン、ブルー、ブラックなど豊富。
- 意義:
- 最新ムーブメントを搭載し、精度と耐久性が大幅に向上。
- 評価:
- 伝統的なスタイルを踏襲しつつ、技術革新を実現。
Ref.128239(2019年登場) – ホワイトゴールド
- 特徴:
- ダイヤル:アイスブルー、シルバー、ブラック
- ベゼル:フルーテッド
- 意義:
- 上品で落ち着いたデザインが、フォーマルシーンで特に人気。
- 評価:
- ビジネスパーソンや役職者に最適なモデルとして人気を維持。
Ref.128235(2019年登場) – エバーローズゴールド
- 特徴:
- ダイヤル:サンレイブラウン、チョコレート、ブラック
- インデックス:ダイヤモンドがセットされたモデルもあり。
- 意義:
- モダンでエレガントな印象を与えるデザインが特徴。
- 評価:
- フェミニンさと力強さを両立し、幅広い層に支持される。
まとめ:デイデイト36の進化ポイント
- 誕生(1956-1977):初の曜日表示自動巻き時計として登場し、ロレックスの象徴に。
- 技術革新(1977-1988):クイックチェンジ機能とハイビートムーブメントで、使いやすさが向上。
- モダン化(1988-2000):ダブルクイックチェンジ機能と無垢ケースで、高級感と実用性が両立。
- エバーローズゴールド時代(2000-2010):温かみのある色合いで新たな層にアプローチ。
- 最新モデル(2019-):ムーブメントが進化し、精度・耐久性・デザインがさらに向上。
デイデイト36は、クラシックと革新のバランスが取れたモデルであり、ビジネスやフォーマルシーンでの活躍が期待される一方、モダンなデザインも魅力です。
スカイドゥエラー
1. スカイドゥエラーの誕生:ロレックス初の複雑機構モデル(2012年~)
Ref.326939(2012年登場) – ホワイトゴールド
- 特徴:
- ケース径:42mm(大型ケース)。
- ムーブメント:Cal.9001(自社製自動巻き)。
- パワーリザーブ:72時間
- 特徴的な機構:
- アニュアルカレンダー(1年に1回の調整で済む)。
- デュアルタイム表示(オフセンター24時間ディスク)。
- サロス年次カレンダー:ギリシャ神話の「サロス周期」に由来し、日付調整が1年に1回のみ。
- リングコマンドベゼル:ベゼルを回すことで、時刻・日付・月の調整が可能。
- 意義:
- ロレックス初のアニュアルカレンダーとデュアルタイム機能を搭載した、革新的モデル。
- 評価:
- ロレックスの中でも特に複雑機構が評価され、ハイエンドユーザーに人気。
Ref.326938(2012年登場) – イエローゴールド
- 特徴:
- ケース素材:18Kイエローゴールド
- ダイヤル:シャンパン、ブラック
- ベゼル:フルーテッド
- 意義:
- ビジネスエリート向けのラグジュアリーモデルとして注目。
- 人気ポイント:
- ゴールドとシャンパンカラーの圧倒的な存在感が魅力。
Ref.326935(2012年登場) – エバーローズゴールド
- 特徴:
- ケース素材:エバーローズゴールド
- ダイヤルカラー:チョコレート、サンレイブラック
- ブレスレット:オイスターブレスレット
- 意義:
- 温かみのある色調がモダンでエレガントな印象を与える。
- 評価:
- 特にチョコレートダイヤルが人気を集め、ビジネスシーンで重宝される。
2. ステンレスモデルの登場と普及(2017年~)
Ref.326934(2017年登場) – ステンレス×ホワイトゴールドコンビ
- 特徴:
- ケース素材:ステンレススチールとホワイトゴールド(ロレゾール)。
- ダイヤルバリエーション:ホワイト、ブルー、ブラック
- ベゼル:ホワイトゴールド製フルーテッド
- 意義:
- 価格を抑えたモデルとして、スカイドゥエラーが手に届きやすくなった。
- 人気ポイント:
- ブルーダイヤルが特に人気で、カジュアルにもフォーマルにもマッチ。
- 評価:
- ステンレスモデルの登場で、普及モデルとしての地位を確立。
Ref.326933(2017年登場) – イエローゴールド×ステンレス
- 特徴:
- ケース素材:ステンレス×18Kイエローゴールド(ロレゾール)。
- ダイヤル:シャンパン、ブラック、ホワイト
- 意義:
- イエローゴールドの華やかさが特徴で、フォーマル用途としても人気。
- 評価:
- ビジネスシーンでの使用が多く、エグゼクティブ層に人気がある。
3. ラバーブレス仕様:オイスターフレックスの採用(2020年~)
Ref.326235(2020年登場) – エバーローズゴールド
- 特徴:
- ケース素材:エバーローズゴールド
- ストラップ:オイスターフレックスブレスレット(ラバーストラップ)
- ダイヤル:チョコレート、ブラック
- 意義:
- よりスポーティーかつラグジュアリーなデザインで、新たなファン層を獲得。
- 評価:
- オイスターフレックスの快適さが評価され、アウトドアでも活躍。
4. 最新モデル:技術強化と高級感(2023年~)
Ref.336934(2023年登場) – ステンレス×ホワイトゴールド
- 特徴:
- ムーブメント:Cal.9002(アップデート版)。
- パワーリザーブ:72時間
- ケース素材:ステンレススチール×ホワイトゴールド
- ダイヤル:新色「ミントグリーン」追加
- 意義:
- デザインと技術が進化し、さらなる高級感と実用性を両立。
- 人気ポイント:
- ミントグリーンが特に新鮮で、人気が急上昇。
Ref.336238(2023年登場) – イエローゴールド
- 特徴:
- ケース素材:18Kイエローゴールド
- ダイヤル:ブラック、チョコレート
- 意義:
- フラッグシップモデルとしての豪華さを強調。
- 評価:
- 高級時計としての圧倒的存在感が魅力。
まとめ:スカイドゥエラーの進化ポイント
- 誕生(2012年):ロレックス初のアニュアルカレンダーとデュアルタイム表示を搭載。
- 普及モデル(2017年~):ステンレス×ホワイトゴールドモデルが登場し、手の届きやすい価格帯に。
- スポーツ化(2020年~):オイスターフレックス仕様で、スポーティーとラグジュアリーの融合を実現。
- 最新モデル(2023年~):Cal.9002の登場により、精度・耐久性がさらに向上。
- デザイン進化(2023年~):ミントグリーンなど新色追加で、トレンドに対応。
スカイドゥエラーは、ビジネスエリートやトラベラー向けに開発されながら、最新モデルではスポーツ性とエレガンスを兼ね備えた万能時計として進化しています。特にオイスターフレックス仕様やミントグリーンダイヤルは、現代のライフスタイルにフィットし、注目を集めています。
オイスターパーペチュアル
1. オイスターパーペチュアルの誕生:ロレックスの基礎(1926年~)
Ref.2750(1926年登場) – 世界初の防水腕時計
- 特徴:
- オイスターケース:世界初の防水構造(ねじ込み式リューズと裏蓋)。
- ムーブメント:手巻き式。
- ケース素材:ステンレススチール
- 意義:
- 世界初の完全防水腕時計として、ロレックスの基礎を築いた。
- エピソード:
- 1927年、メルセデス・グライツが英仏海峡を横断する際に着用し、防水性能が証明された。
- 評価:
- 防水時計の象徴として、一躍有名に。
2. 自動巻きの導入:パーペチュアル機構(1931年~)
Ref.3131(1931年登場) – 初の自動巻き機構
- 特徴:
- パーペチュアルローター:半円形ローターが360度回転。
- 手巻き不要で、着用中に自動でゼンマイが巻き上がる。
- 意義:
- 自動巻きと防水を兼ね備えた初の腕時計として登場。
- 評価:
- 現代の自動巻き時計の原点として、後のモデルに大きな影響を与える。
3. モダンデザインの確立(1950年代~1980年代)
Ref.1002(1950年代登場) – ステンレススチールモデル
- 特徴:
- ケース径:34mm(当時の標準サイズ)。
- ムーブメント:Cal.1030(自動巻き)。
- ダイヤル:シルバー、ブラック
- 意義:
- シンプルで飽きのこないデザインが特徴。
- 評価:
- デイリーユースとして愛用され、ビジネスシーンにマッチ。
Ref.5500(1957年登場) – エアキングと共通
- 特徴:
- ケース径:34mm
- ムーブメント:Cal.1520またはCal.1530
- シンプルなバーインデックスと3針表示
- 意義:
- 軍用時計としても採用されるなど、耐久性が評価された。
- 評価:
- ベーシックモデルとして、幅広い層に人気。
Ref.1003(1960年代登場) – ゴールドモデル
- 特徴:
- ケース素材:18Kイエローゴールド
- ダイヤル:シルバー、シャンパン
- 意義:
- ステンレスモデルよりも高級感を強調。
- 評価:
- 役職者やエグゼクティブ層に特に人気。
🔧 4. 機能性とデザインの進化(1990年代~2010年代)
Ref.14203(1990年代登場) – コンビモデル
- 特徴:
- ステンレススチール×イエローゴールド
- ムーブメント:Cal.3000(自動巻き)。
- ベゼル:スムースまたはフルーテッド
- 意義:
- 高級感と実用性を両立し、ビジネスシーンで愛用された。
- 評価:
- コンビモデルならではの華やかさが評価。
Ref.114200(2007年登場) – モダンモデル
- 特徴:
- ケース径:34mm
- ムーブメント:Cal.3130(自動巻き)。
- 耐磁性能:パラクロムヒゲゼンマイを初搭載。
- 意義:
- モダンなデザインと高精度が評価され、デイリーユースとして人気。
- 評価:
- クラシックな見た目ながら、内部は最新技術を取り入れている点が好評。
5. 最新モデル:カラーバリエーションの拡充(2020年~)
Ref.124300(2020年登場) – カラーダイヤルが話題
- 特徴:
- ケース径:41mm(大型化)。
- ムーブメント:Cal.3230(自社製自動巻き)。
- カラーバリエーション:
- ターコイズブルー、コーラルレッド、イエロー、グリーン、キャンディピンク
- 意義:
- ポップなカラーバリエーションが話題を呼び、特にターコイズブルーは入手困難。
- 評価:
- 若年層を中心にカジュアルファッションとしても注目。
Ref.126000(2020年登場) – スモールサイズモデル
- 特徴:
- ケース径:36mm
- 同様のカラーバリエーションで、より使いやすいサイズ感。
- 意義:
- 男性だけでなく、女性ユーザーからの人気も高い。
- 評価:
- カジュアルだけでなく、ビジネスシーンでも活躍。
まとめ:オイスターパーペチュアルの進化ポイント
- 誕生(1926-1931):防水構造「オイスターケース」と自動巻き機構「パーペチュアル」の基礎を築く。
- モダン化(1950-1980):シンプルで普遍的なデザインが確立され、ビジネスシーンで定番に。
- 技術革新(1990-2010):耐磁性が向上し、現代仕様にアップデート。
- デザインの多様化(2020-):カラフルなダイヤルが登場し、ファッションアイテムとしても評価される。
- サイズバリエーション(2020-):34mmから41mmまで幅広く展開し、男女問わず人気。
オイスターパーペチュアルは、シンプルさと普遍性が魅力のモデルであり、カジュアルからビジネスまで幅広いシーンで活躍します。特にカラフルなダイヤルの登場で、新世代のロレックスファンを獲得しました。
1908
. ブランド創設と名前の由来(1905年~)
1905年 – ロレックスの前身「Wilsdorf & Davis」設立
- 創業者:ハンス・ウィルスドルフと義兄アルフレッド・デイビス
- 所在地:ロンドン
- 事業内容:時計部品の輸入と組み立て
- 意義:スイス製ムーブメントを搭載した高精度時計をイギリス市場に供給。
1908年 – 「ROLEX」ブランド名が誕生
- 由来:
- 短く発音しやすい名前を求めて考案。
- どの言語でも発音しやすく、時計のダイヤルに映えるシンプルさが決め手。
- 一説には「horological excellence(時計製造の卓越性)」の響きからインスピレーションを得たと言われる。
- 登録:スイスのラ・ショー=ド=フォンで**「ROLEX」**を商標登録。
- 意義:ブランド名が確立し、国際展開が加速。
- 評価:短く覚えやすい名称が市場に浸透し、高品質の代名詞として認知される。
2. ブランド基盤の確立(1910年~1930年)
1910年 – 世界初のクロノメーター認証
- 拠点:スイスのビエンヌ
- 認証機関:スイス公式時計検定局(COSCの前身)
- 意義:
- 腕時計として初の公式認証を受け、精度の高さを証明。
- 評価:
- 時計ブランドとしての信頼性が飛躍的に向上。
1926年 – オイスターケースの誕生
- 特徴:ねじ込み式リューズと裏蓋を備えた完全防水ケース。
- 初搭載モデル:ロレックス オイスター
- エピソード:1927年に英仏海峡横断を成功したメルセデス・グライツが着用。
- 意義:
- 「完全防水」という概念を時計市場に浸透させ、ブランド価値が大幅に向上。
- 評価:
- 耐久性と信頼性が強調され、スポーツや探検家向けモデルの基礎となる。
3. 自動巻き機構の革新(1931年)
1931年 – パーペチュアル機構の開発
- 特徴:半円形ローターが360度回転し、手巻き不要で自動巻き上げ。
- 意義:
- ロレックス初の自動巻き機構として、後のモデルに多大な影響を与える。
- 評価:
- 自動巻き時計のスタンダードを築き、世界中の時計メーカーが追随。
🛠️ 4. ロレックスの基礎となった3大発明
- オイスターケース(1926年) – 完全防水構造
- パーペチュアル機構(1931年) – 自動巻きローター
- クロノメーター認証(1910年) – 正確さの証明
これらの技術革新が、ロレックスのブランド哲学である「耐久性、精度、実用性」を形作った。
5. 1908コレクションの復活(2023年~)
Ref.1908(2023年登場)
- 特徴:
- ケース径:39mm(薄型ケース)。
- ムーブメント:Cal.7140(自社製手巻き)。
- ケース素材:イエローゴールド、ホワイトゴールド
- ダイヤル:クラシカルなレイルウェイトラックとアラビア数字。
- ストラップ:アリゲーターレザー
- 意義:
- ロレックスの創業精神を象徴する「1908」という名前で、クラシックとモダンの融合を実現。
- 評価:
- ロレックスの原点に立ち返りつつ、高級ドレスウォッチとして新たなファン層を獲得。
6. 1908コレクションの特徴
- エレガントなデザイン:シンプルで上品なラウンドケース。
- ムーブメントの革新:Cal.7140は72時間パワーリザーブとクロノメーター認証を備える。
- クラシックな要素:バーインデックスやブレゲ風針を採用。
- 高級感:アリゲーターストラップがフォーマル感を強調。
まとめ:ロレックス 1908の進化ポイント
- 誕生(1908年):ブランド名「ROLEX」がスイスで登録され、時計界に革命を起こす。
- 技術革新(1910-1931年):オイスターケース、パーペチュアル機構、クロノメーター認証で信頼性を確立。
- クラシックモデル(2023年~):1908コレクションとして、ロレックスの原点回帰を象徴するモデルが復活。
- 高級ドレスウォッチ:デザインと技術が融合し、クラシカルでありながらモダンな一面を持つ。
- ビジネスエリート向け:エレガントなデザインが、フォーマルシーンに最適。
1908は、ロレックスのブランドフィロソフィーを体現しながら、現代のトレンドに合わせた高級ドレスウォッチとして登場しました。過去の革新を受け継ぎながらも、現代に適応したデザインと機能性を持つことで、新たなロレックスファンの獲得に成功しています。
ランドドゥエラー
ランドドゥエラー」は、ロレックスが7年以上の歳月をかけて開発した新モデルで、32件の特許を出願し、そのうち18件はこの時計専用のものです。このモデルは、1969年のロレックス クォーツや1974年のデイトジャストに見られた一体型ブレスレットのデザインを現代的に再解釈し、ケースとブレスレットが滑らかに融合した美しいフォルムを実現しています。
技術的特徴とムーブメント
ランドドゥエラーには、ロレックスが完全自社開発・製造した新しい自動巻ムーブメント「キャリバー 7135」が搭載されています。このムーブメントは、特にエスケープメントと振動子に関して16件の特許が出願されており、5Hzの高振動で振動することで、比類なき性能と精度を誇ります。
デザインとバリエーション
ランドドゥエラーは、36mmと40mmのケースサイズで展開され、素材にはオイスタースチール、ホワイトゴールド、エバーローズゴールドなどが使用されています。ダイヤルには、レーザー切削によるハニカムモチーフが施され、インデックスには6と9のアラビア数字が配置されています。また、ブレスレットは新たに開発された「フラットジュビリーブレスレット」が採用され、ケースと一体化したデザインが特徴です。
モデルの位置づけと意義
ランドドゥエラーは、ロレックスの伝統的なデザインと最先端の技術を融合させたモデルであり、ブランドの新たな地平を切り開く存在として位置づけられています。その革新的なデザインと技術は、ロレックスの歴史における真のマイルストーンとされています。
まとめ
発表年:2025年
ムーブメント:キャリバー 7135(自社製自動巻き、5Hz)
ケースサイズ:36mm / 40mm
素材:オイスタースチール、ホワイトゴールド、エバーローズゴールド
特徴:一体型ブレスレット、ハニカムモチーフダイヤル、6と9のアラビア数字インデックス
意義:ロレックスの伝統と革新を融合させた新たなフラッグシップモデル
ランドドゥエラーは、ロレックスがこれまで培ってきた技術とデザインの集大成とも言えるモデルであり、今後の展開にも注目が集まっています。

