比較対象期間
2025年4月1日〜2025年5月2日

ステンレス・スチール








ロレゾール


フル無垢/エバーローズゴールド


フル無垢/イエローゴールド


フル無垢/ホワイトゴールド



GMTマスターIIの歴史と進化
1. 初代モデル:GMTマスター(1954年登場)
- Ref.6542
- 特徴:最初のGMTマスター、バコライト(プラスチック)製ベゼル。
- ムーブメント:Cal.1036(手巻き)。
- 背景:パンアメリカン航空のパイロット用に開発され、異なる2つのタイムゾーンを表示可能。
- エピソード:バコライトベゼルが割れやすく、短命でステンレス製に変更。
2. GMTマスターIIの誕生(1983年~)
Ref.16760(1983年登場)
- 愛称:ファットレディ(ケースが厚いことから)
- ムーブメント:Cal.3085(初の独立GMT針搭載)。
- 特徴:
- 24時間針と通常の時針が独立操作可能。
- ケースが従来のGMTマスターより分厚い。
- 意義:GMTマスターIIとして初のモデルであり、デュアルタイム表示が可能。
- 人気ポイント:
- ベゼルカラー:赤黒(コーク)
- ステンレススチールモデルが主流。
Ref.16710(1989年登場)
- ムーブメント:Cal.3185(改良型)。
- 特徴:
- 薄型ケースになり、装着感が向上。
- 3色のベゼルバリエーション:赤青(ペプシ)、赤黒(コーク)、黒(オールブラック)。
- 意義:1989年から2007年まで生産され、ロングセラーモデルに。
- 愛用者:トム・クルーズが映画『カクテル』で着用。
3. 自社ムーブメント時代(2007年~)
Ref.116710LN(2007年登場)
- ムーブメント:Cal.3186(パラクロムヒゲゼンマイ搭載)。
- 特徴:
- 初のセラミックベゼル(耐傷性が飛躍的に向上)。
- グリーンGMT針とグリーンROLEXロゴがアクセント。
- オイスターケースの強度がアップ。
- 意義:デザインがモダンになり、GMTマスターIIの新たな基準を確立。
- 廃止カラー:赤黒(コーク)がなくなり、オールブラックのみ。
Ref.126710BLRO(2018年登場)
- ムーブメント:Cal.3285(パワーリザーブ70時間)。
- 特徴:
- ジュビリーブレスレットを採用し、クラシックなデザインを復活。
- ペプシカラー(赤青)のセラミックベゼル。
- 精度向上:ロレックス独自の「クロノメーター認証(-2/+2秒/日)」取得。
- 意義:待望のペプシ復活で、コレクター人気が爆発。
4. カラーバリエーションの進化(2019年~)
Ref.126710BLNR(2019年登場)
- 愛称:バットマン
- 特徴:
- ブルーブラックのベゼルが特徴。
- オイスターブレスからジュビリーブレスへ変更。
- 意義:ブルーとブラックのコントラストがモダンかつ都会的。
Ref.126720VTNR(2022年登場)
- 愛称:レフティ(左利きモデル)
- 特徴:
- リューズが左側に配置された初のGMTマスターII。
- グリーンブラックのセラミックベゼル。
- 意義:左利きユーザーを意識し、個性をアピールできるデザイン。
5. 最新モデル:Cal.3285(2023年~)
Ref.126720BLNR(2023年登場)
- 特徴:
- 最新のCal.3285搭載で、さらに精度が向上。
- オイスターブレスとジュビリーブレスの2種類から選択可能。
- 人気カラー:
- バットマン(ブルーブラック)
- ペプシ(赤青)
- 意義:新型ムーブメントの搭載により、より長時間のパワーリザーブが実現。
まとめ:GMTマスターIIの進化ポイント
- 初期モデル(1954-1983):パイロットウォッチとして誕生し、シンプルなGMT機能を搭載。
- GMTマスターII誕生(1983-2007):GMT針独立操作が可能となり、デュアルタイム表示が標準化。
- 自社ムーブメント時代(2007-現在):耐久性が飛躍的に向上し、セラミックベゼルとパラクロムヒゲゼンマイで強化。
- 最新モデル(2023-):革新技術を取り入れたGMTマスターIIが、現代にふさわしい高級感と実用性を両立。
GMTマスターIIは、パイロットウォッチから高級スポーツモデルへと進化を遂げ、時代に合わせてデザインと機能が洗練されてきました。最新モデルでは、ロレックスの技術力が結実した完成形とも言える時計です。
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