腕時計は資産の何%が適正?ロレックス投資のリアルな体験談と考察

ロレックスをはじめとする高級腕時計は、近年「投資対象」「資産の一部」として注目を集めています。
しかし、株式や不動産のような金融資産とは異なり、時計は趣味と投資が交わる独特のポジションにあります。

では、資産ポートフォリオの中で腕時計は何%を占めるのが健全なのでしょうか。
この記事では一般的な金融理論を踏まえつつ、実際に私自身が腕時計比率20%超えという状況を経験した体験談を交えて深掘りしていきます。



腕時計を資産として捉える理由

1. 換金性の高さ

ロレックスやパテック・フィリップなどの人気ブランドは、世界中で需要が厚く、中古市場やオークションを通じて即座に現金化が可能です。
実際に「売ろうと思えば土日でも即日現金化できる」ケースが多く、嗜好品でありながら流動性が高い点は他の資産にはない魅力です。

2. 実物資産としての安心感

株式や投資信託は暴落すれば価値が大きく減ります。しかし時計は現物が手元に残ります。
「資産の一部を目に見える形で保有できる」という心理的安心感は、時計ならではのメリットです。

3. 相場変動リスクとリターン

一方で時計は価格変動リスクも伴います。為替、金利、世界の需要動向で数十万円単位の上下が発生することもあります。
しかし、コロナ禍のように需要が集中した局面では相場が急騰し、数年で資産が2倍になるケースも見られました。
この「上下動の激しさ」こそが時計投資の醍醐味です。


一般的に言われる適正比率

金融の世界でよく言われるのは、時計や美術品、ワインといった「コレクタブル資産」は資産全体の5〜10%程度が健全という考え方です。

  • 資産1000万円 → 時計比率は50万〜100万円
  • 資産1億円 → 時計比率は500万〜1000万円

これくらいであれば、資産全体への影響を抑えつつ、実物資産としての楽しみも得られます。

さらに富裕層で資産1億円を超える場合は、10〜15%程度まで許容範囲とされます。資産全体が大きいため、多少時計相場が下がっても生活に影響は出にくいからです。

しかし、資産規模が小さい段階で比率を高めすぎるのは危険です。
たとえば資産500万円で200万円を時計に振り分けてしまえば、全体の40%が時計になってしまいます。これは明らかにリスクが偏りすぎで、相場下落に直撃されると生活に支障をきたしかねません。


私自身のケース ― 時計比率20%超え

ここで、私自身のリアルな体験を共有します。
私はこれまで「時計は実物資産だから分散投資の一環になる」と考えて、積極的に購入してきました。

気づけばデイトナ、サブマリーナ、GMTマスターとコレクションが増え、結果として資産全体の20%超が腕時計に。

最初は「金融資産と時計のバランスが取れている」と思っていましたが、数字を見直した瞬間に危機感を覚えました。

さらにここ数年は、

  • 為替はFRBの利下げ観測と日銀の利上げ観測で円高方向へ
  • 米国とスイスの関税問題が不透明
  • ロレックス正規店の入荷波動で短期的に相場が乱高下

こうした外部要因が複雑に絡み、ロレックス市場の不安定さは増しています。
結果的に「20%超え」は心理的に重く、次の購入に対しては自然と慎重になっています。


時計購入を判断するときのチェックポイント

私自身が意識している基準を挙げます。

  1. 資産配分の全体バランス
     すでに10%を超えている場合は立ち止まり、時計以外の資産に資金を振るのも選択肢です。
  2. 趣味としての満足度
     「この一本を持つことで人生が豊かになるか?」を必ず問いかけています。投資としてだけでなく、心から欲しいと思える時計であるかが重要です。
  3. 将来の換金性・相続リスク
     時計は分けにくい資産です。相続を考えるなら、複数本を持ちすぎるのはリスクになる可能性もあります。整理や売却が容易かどうかも見極めています。

今後の相場と売却タイミングの考え方

現状の時計市場は、

  • 為替円高圧力
  • 米国の39%関税問題
  • ロレックスの定価改定の可能性

こうした要因が混在し、まさに「上昇と下落の綱引き状態」です。

比率が高すぎて不安に感じる方は、相場が上向いたタイミングで一部を売却して比率を調整するのも有効です。
逆にまだ時計の比率が少ない場合は、為替や定価改定の動向を見ながら慎重に買い増すのが良いでしょう。


視聴者へのメッセージ

  • 時計比率の目安は 5〜10%
  • 富裕層なら 10〜15%
  • 20%を超えると相場依存度が高まり、売買判断が難しくなる

腕時計は「資産の柱」ではなく「ポートフォリオを彩るスパイス」として取り入れるのが理想です。

私自身、20%超えという現実に直面し、楽しい半面、不安も増えました。だからこそ次の一本は冷静に、「本当に必要か」「資産全体とのバランスはどうか」を自問しています。


まとめ

腕時計は資産であり、嗜好品であり、人生を豊かにするパートナーでもあります。
だからこそ「適正比率」を意識して長期的に付き合うことが大切です。

  • 適正比率は 5〜10%
  • 余裕のある方は 10〜15%
  • 20%を超えるとリスク管理が難しくなる

時計を資産として持ちながらも、「趣味としての楽しみ」を忘れない。
これが、ロレックスをはじめとする高級時計と健全に付き合うための最適解ではないでしょうか。

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