2026年6月、ロレックスの値上げが発表されました。
今回の価格改定を単なる「値上げ」として捉えるか、
それとも「今後の相場を読み解くシグナル」として捉えるかで、
今後の資産形成は大きく変わります。
結論から言えば、今回の値上げは“スタート”に過ぎません。
現在の市場環境を見れば明らかです。
インフレの進行、円安、スイスフラン高、そしてゴールド価格の上昇。
これらはすべてロレックスの価格に直結する要素です。
本来であれば、もっと急激な値上げが行われてもおかしくない状況です。
しかしロレックスはブランド価値の維持と市場への影響を考慮し、
“なだらかな値上げ”に抑えていると考えられます。
つまり、一気に上げるのではなく、
今後も段階的かつ継続的に値上げが続く可能性が高いということです。
この前提を理解しているかどうかで、
取るべき行動は大きく変わります。
NG行動①:欲しいモデルから買う
多くの人がやってしまうのがこの行動です。
「まずは欲しいモデルから買う」
一見すると自然ですが、値上げ局面では非効率になりやすいです。
理由はシンプルで、
ロレックスの値上げは“複利的に効く構造”だからです。
例えば、100万円のモデルと300万円のモデルがある場合、
同じ5%の値上げでも上昇額は大きく異なります。
さらに、その上がった価格を基準に次の値上げが行われるため、
高額モデルほど値上げの恩恵を大きく受けます。
つまり、安いモデルから順番に買っていくと、
後から買う高額モデルは“値上げ後の価格”で買うことになります。
これを避けるためには発想を逆にする必要があります。
欲しいモデルからではなく、高額モデルから押さえる。
これが値上げ対策として最も合理的な動きです。
NG行動②:ステンレスモデルばかり残す
ステンレスモデルは需要が高く、流動性にも優れています。
売却しやすく、短期的には非常に優秀な資産です。
しかし今回のような局面では、
最も恩恵を受けるのはゴールド系モデルです。
その理由は「素材価値」です。
現在、ゴールド価格は上昇トレンドにあり、
その影響はダイレクトに製品価格へ反映されます。
さらにロレックスは金無垢モデルの供給が少なく、
値上げ幅も大きくなりやすい傾向があります。
ここで重要なのは役割の違いです。
ステンレスは「流動資産」
ゴールドは「資産ストック」
この認識を持つだけで、売却判断は変わります。
売却するならステンレスから。
ゴールドモデルは極力ホールドする。
これが値上げ局面における基本戦略です。
NG行動③:値上げ=相場上昇と考える
ここは非常に重要なポイントです。
ロレックスの相場は“需給”で決まります。
つまり、値上げがあったとしても、
すべてのモデルが同じように上がるわけではありません。
今後はさらに二極化が進むと考えられます。
需要の高いモデルは値上げ以上に上昇する可能性がある一方で、
需要が弱いモデルはほとんど動かない可能性もあります。
同じ5%の値上げでも、
・人気モデル → それ以上に上昇
・不人気モデル → 横ばい〜微増
この差がより顕著になります。
つまり、値上げの恩恵を最大化したいのであれば、
前提として“需要の強いモデル”を選ぶ必要があります。
NG行動④:時計から資金を抜く
最後に最もやってはいけないのがこの行動です。
「売却して現金化する」
一見すると安全な選択ですが、
上昇相場では資産効率を大きく落とします。
なぜなら、ロレックス市場が上昇している局面では、
時計の中に資金を置いておくこと自体がリターンになるからです。
売却した瞬間に、その上昇の恩恵を手放すことになります。
ここで重要なのが資金の考え方です。
時計から資金を抜かない。
もし売却するのであれば、
・次の時計を購入した後に整理する
・可能ならより高額モデルへ乗り換える
この流れを意識することで、
資金を“時計の中で循環”させることができます。
上昇相場で資産を最大化する3つの戦略
ここまでの内容を整理すると、取るべき行動は非常にシンプルです。
・高額モデルから先に押さえる
・ステンレスを売却しゴールドをホールド
・資金を抜かずに高額モデルへシフトする
この3点を意識するだけで、
同じロレックスでも資産の伸び方は大きく変わります。
今後のロレックス市場で起きること
今後の市場はシンプルです。
・値上げは継続的に行われる可能性が高い
・相場は需給によって二極化が進む
・行動した人としない人で差がつく
ロレックスは“持っているだけで伸びる時代”から、
“どう動くかで差がつく時代”へ移行しています。
まとめ|売らず、抜かず、動かす
今回の値上げ局面で重要なのは、
売らずに持ち、
資金を抜かずに動かし、
より資産性の高いモデルへシフトすることです。
ロレックスは単なる嗜好品ではなく、
動かしながら価値を高めていく資産です。
今回の値上げは、その流れをさらに加速させるきっかけになる可能性があります。
