比較対象期間
2025年4月1日〜2025年5月2日

ステンレススチール



ロレゾール


フル無垢/イエローゴールド


フル無垢/ホワイトゴールド

サブマリーナーの歴史と進化
1. 初代モデル:サブマリーナーの誕生(1953年~1960年)
Ref.6204(1953年登場)
- 特徴:世界初の防水性能300ft(100m)を誇るダイバーズウォッチ。
- ムーブメント:Cal. A260(手巻き)。
- ベゼル:60分計測可能な回転ベゼル(片方向)。
- 文字盤:シンプルな3・6・9インデックス。
- 意義:プロフェッショナルダイバー向けとして開発された初の本格防水時計。
- 映画登場:1962年公開の007映画『ドクター・ノオ』で、ショーン・コネリー演じるジェームズ・ボンドが着用。
Ref.6205(1954年登場)
- 特徴:Ref.6204の改良版。
- 変更点:
- 文字盤に「SUBMARINER」の表記が初登場。
- クラウンガードがないデザインが特徴。
- 意義:デザインの洗練と「SUBMARINER」表記の定着化。
2. クラウンガード導入(1960年~1969年)
Ref.5512(1959年登場)
- 特徴:初のクラウンガード付きモデル。
- ムーブメント:Cal.1530(自動巻き)。
- 防水性能:200mへ向上。
- 意義:本格的なプロフェッショナル仕様が確立されたモデル。
- コレクター人気:初期型の**「Square Crown Guard」**(角ばったクラウンガード)が希少。
Ref.5513(1962年登場)
- 特徴:Ref.5512とほぼ同一デザインながら、COSC認定なし。
- ムーブメント:Cal.1520(自動巻き)。
- 意義:コストパフォーマンスが高く、普及モデルとして人気。
3. 現代スペックへの進化(1969年~1989年)
Ref.1680(1969年登場)
- 特徴:初のデイト表示付きサブマリーナー。
- ムーブメント:Cal.1575(自動巻き)。
- 愛称:「赤サブ」:初期モデルの赤文字SUBMARINER表記が特徴。
- 防水性能:200m。
- 意義:実用性が向上し、デイリーユースとしての側面が強化。
Ref.16800(1979年登場)
- 特徴:初のサファイアクリスタル風防を採用。
- ムーブメント:Cal.3035(ハイビート自動巻き)。
- 防水性能:300mへ向上。
- ベゼル:逆回転防止ベゼルを導入。
- 意義:堅牢性が飛躍的に向上し、現代サブマリーナーの基礎を築く。
4. 自社製ムーブメントへのシフト(1989年~2010年)
Ref.16610(1989年登場)
- 特徴:ステンレススチール製ケース(40mm)。
- ムーブメント:Cal.3135(自社製自動巻き)。
- 風防:サファイアクリスタル。
- 意義:ムーブメントがロレックス独自開発になり、パワーリザーブ48時間を実現。
- 人気モデル:
- ブラックダイヤルがスタンダード。
- デイト表示付きが特徴。
Ref.14060(1990年登場)
- 特徴:デイトなしモデル。
- ムーブメント:Cal.3000(自動巻き)。
- 意義:クラシックでシンプルなデザインが人気。
5. セラミックベゼル時代(2010年~)
Ref.116610LN(2010年登場)
- ムーブメント:Cal.3135(引き続き採用)。
- 特徴:
- セラミックベゼル(耐傷性向上)。
- ブルーパラクロムヒゲゼンマイ搭載。
- ケースサイズ40mm(スーパーカセロミアケース)。
- 意義:デザインのモダン化と耐久性の飛躍的向上。
Ref.126610LN/LV(2020年登場)
- ムーブメント:Cal.3235(70時間パワーリザーブ)。
- 特徴:
- ケースが41mmにサイズアップ。
- **グリーンベゼルモデル(LV)**は「カーミット」から「サブマリーナー グリーン」へ進化。
- 意義:最新ムーブメントにより、精度・耐久性・パワーリザーブがさらに向上。
まとめ:サブマリーナーの進化ポイント
- 初期モデル(1953-1960):世界初の防水ダイバーズとして誕生し、プロフェッショナルダイバー向けとしての地位を確立。
- クラウンガード導入(1960-1969):耐水性と実用性が飛躍的に向上し、現在のデザインに近づく。
- 現代スペックへの進化(1969-1989):デイト表示やハイビートムーブメントで実用性がさらにアップ。
- 自社ムーブメント時代(1989-2010):完全自社製ムーブメントによる精度向上と信頼性確立。
- セラミックベゼル時代(2010-):高耐久なセラミックベゼルの採用により、モダンなデザインと実用性を両立。
サブマリーナーは、ダイバーズウォッチの王道として不動の地位を築き、進化を続けることで時代に対応してきました。最新モデルでは、さらに精度と耐久性が向上し、プロフェッショナルユースのみならず日常使いにも最適化されています。
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